2006年のアーカイブ
関心を集めるBroadLogicのTeraPix
The Compass2006年12月号からの記事
ケーブルTV事業者の最大の悩みはいかにしてアナログ放送を止め,100%デジタルに切り替えるかである。現在のケーブルTVはアナログとデジタルのハイ ブリッドであり,地上波再送信と基本的なケーブルチャンネルはアナログで放送し,それ以上のプレミアムチャンネルをデジタルで放送している。アナログチャ ンネルは全体の帯域の半分近くを占め,伝送効率は悪い。しかし,米国で販売されているテレビはアナログケーブル放送に対応しており,アナログで放送してい ればベーシックなサービスのみに加入している世帯ではSTBは不要であり,デジタルサービス加入世帯でもその全てのテレビにSTBを設置する必要は無く, コストは安い。しかし,いつまでもアナログで放送を続ける訳にはいかない。電話事業者の光ファイバーに対抗するサービスの提供にはより多くの帯域が必要で あり,それはアナログ放送を終わらせることで得られる。さらにアナログ地上波放送は2009年2月に終了し,それ以後もアナログケーブル放送をするのであ れば,デジタル放送をアナログ変換して放送する必要が出てくる。
深まるTiVoの問題
The Compass2006年12月号からの記事
TiVoは新しいブロードバンドサービスを発表し,また,DVRを使った新しい広告サービスも発表した。TiVoの新しいProgram Placementサービスは録画されたTV番組の再生の後,TV画面に広告ビデオを見る,割引クーポンを得る等のオプションを表示する物で, Burger King,General Motors等が参加している。しかし,TiVoの経営状況は良くない。同社は第3四半期の財務報告を発表し,赤字が減っている事をアピールしたが,アナ リストは売上げが予想以下であり,また,成長の兆しが無いことを問題視している。
SprintとMSOのジョイントベンチャー
The Compass2006年11月号からの記事
2005年11月にSprintとMSO4社(Comcast,Time Warner Cable,Cox,Advance/Newhouse)はSprintが10億ドル,MSO4社合計で10億ドルを投資したジョイントベンチャーを設立 した。SprintはTime Warner Cable等の電話サービスのバックボーンを提供しており,また,Comcast,Time Warner Cable等はSprintの携帯電話サービスをMVNOとして提供する契約をしていた。このJVは単なる携帯電話サービスの再販ではなく,両者のサービ スを統合したサービスを開発するのが目的である。JV設立時点では,2006年中期にはサービスが開始すると発表していたが,その後2006年後半に修正 された。
AT&Tがビデオサービスを拡大
The Compass2006年11月号からの記事
AT&TはそのHomezoneと呼ばれる衛星放送とDSLのハイブリッドサービスをコネチカットを除く,同社の営業地域全部で提供を開始した。 Homezoneは2Wire社製の複合機能のSTBを使う。このSTBはAT&Tが再販契約のあるEchoStarのデジタル衛星放送の受信, 録画(DVR)が出来るだけでなく,AT&TのDSL回線(AT&T Yahoo! DSL)につなぎ,TVからインターネットサイトへのアクセスだけでなく,Akimbo等のインターネットTVのサービスも受けることが出来る。 AT&TはHomezoneをIPTVサービスのU-Verseを補足するサービスとして位置付けている。今後の予定としてHD版のSTB,それ にCingularの携帯電話からのDVRの録画予約の機能が検討されている。Homezoneはこれまでサンディエゴ,サンアントニオ,オハイオのみで サービスが提供されてきた。
また,AT&TはそのIPTVサービスのU-Verseを年内に15都市で開始するとも発表した。AT&Tは今年の6月にサンアントニオ でU-Verseのサービスを開始し,その次の都市は同じくテキサスのヒューストンになる。AT&TはそのU-Verseの通過世帯数は第3四半 期で130万世帯で,年末には240万世帯を通過の予定。しかし,加入者数はまだ3000世帯でしかない。これに対して,AT&Tによる EchoStarの再販による衛星TVへの加入者数は58万世帯を越えている。
FiOSは2009年には採算性ラインに達する
The Compass2006年10月号からの記事
VerizonはそのFTTPサービスのFiOSの加入者は2010年にはブロードバンドが700万世帯,TVが400万世帯に達し,2009年には採算 性ラインに達する事が出来ると発表した。この予想ではVerisonの2004年から2010年へのFiOSへの投資額は180億ドルになる。1世帯あた りへの投資額は減少している。Verizonは現在の世帯あたりのCapexはサービスを引くのに$873で,実際にサービスを提供するのに$933であ るが,2010年にはサービスを通過させるのが,$700,サービスを提供するコストが$650ドルに下げると発表している。VerizonはFiOSの 通過世帯は2006年末で600万世帯で,2010年末には1800万世帯に達し,その総加入世帯数の3300万の半数を超える。Verizonは現在の 加入者数は発表していないが,目標値に近いと発表している。目標値は2006年末でブロードバンドサービスが72.5万世帯,TVが17.5万世帯であ る。VerizonはFiOS TVの2007年の目的として,Tコマースを含む双方向サービスの充実を上げている。
ComcastのVODアクセスが30億を超える
The Compass2006年10月号からの記事
Comcastは2004年から開始したVODサービスの視聴が30億プログラムを超えたと発表した。2006年7月の1月間のOn Demand番組へのアクセスは1.8億で,新記録を立てた。音楽ビデオが最もポピュラーで,累積5.4億の視聴があった,2位は子供向け(3.3億), 3位は無料映画(1.8億),4位はスポーツと健康(7300万)であった。Comcastは月平均,7500の番組をOn Demandで提供し,その95%は無料で提供されている。Comcastはまた,VODで提供するHDプログラムを大きくと増やす計画を発表し,HDの VODの番組を毎月100時間に増やした。
AT&TがインターネットTVに参入
The Compass2006年10月号からの記事
AT&Tはこれまでモバイル向けにテレビコンテンツを提供してきたMobiTVと協力し,AT&T Broadband TVと呼ばれるインターネットTVのサービスを開始する。Broadband TVはAT&TのADSL利用者だけでなく,ブロードバンドサービスを使える人なら誰でもが加入出来る。MobiTVは現在,ケーブルTVネット ワークのBloomberg,Food Channel,History Channel,Oxygen,Wheather Channel等との契約がある,AT&Tは他のネットワークとも交渉中で,チャンネルは増えていくと発表している。値段は月,12.99ドル。 AT&Tはこれは3つのスクリーン(TV,PC,携帯)へのコンテンツ戦略の大きな第1ステップであると語っている。
ガス管ブロードバンド
The Compass2006年10月号からの記事
サンディエゴのNethercomm社はガス管を使ったブロードバンドアクセス技術を開発している。Broadband in Gas(BIG)はガス管内でUWB(Ultra Wideband)を使い通信を行う。ライセンス無しで使えるUBWには出力制限があるが,地下に埋められているガス管内では出力制限は無く,最大で6 Gbpsの速度を出すことが出来る。Nethercomm社はBIGは低コストで実現する事が可能で,世帯あたり200ドルでサービス提供が可能になると発表している。