2007年11月のアーカイブ
動き始めるアナログ停波
英国ではデジタル放送が開始されてから9年経っている。アナログ停波は2012年の予定で,それに向け,ホワイトヘーブンで10月16日にBBC 2のアナログ放送が停波した。英国に於けるアナログ放送の停波はこれが最初。ホワイトヘーブンでは残りのアナログ放送のBBC 1,ITV1,Channel 4を11月14日に終了させる予定。
スウェーデンではスコーネで10月15日に最後のアナログ放送が終了した。スウェーデンではゴトランドで2005年9月に最初のアナログ停波が行われ,2008年2月が完全なアナログ停波の予定であったが,予定より早くデジタル移行が終了した。
全国的にアナログ停波が行われたのはルクセンブルグ,オランダ,そしてスウェーデンの3ヶ国になる。しかし,ルクセンブルグでは国内向けの放送はデジタルに完全移行したが,フランス向けへのアナログ放送がまだ続いており,100%アナログ停波とは言えない。オランダはケーブルTVの普及が95%を越しており,地上波放送のデジタルへの移行を待たずに,アナログを停波する事が出来た。
GoogleとNielsenがTV広告で協力
EchoStarのTV広告販売を始めているGoogleと全米最大の視聴者調査会社のNielsenが広告販売で協力する事を発表した。Googleは今年の5月からDBS事業者のEchoStarのスポット広告の一部をそのウェブ広告のAdWordsと同様のインタフェースを使った,オークション形式で販売を開始している。Google TV AdsはSTBからのデータを集めることで,広告の視聴率等を翌日には提供するが出来たが,Nielsenはこれにデモグラフィックデータを加える事で,広告主はどの様な視聴者が広告を見ているかの情報も一緒に提供する事が可能になる。GoogleはこのGoogle TV Adsを他の事業者にも売り込もうとしており,TV視聴者データを独占しているNielsenの協力は大きなメリットになる。GoogleとNielsenはこれ以外の協力も話し合っているとしているが,詳細は発表されていない。
11.3%の世帯がHDを視聴
Nielsen社が発表した統計では全米の1.13億のTV世帯の内,HDが表示可能なTVセットとHDが受信可能なチューナを持っているのは13.7%で,実際に1つ以上のHDチャンネルを視聴している世帯は11.3%であった。米国で最もHD受信可能世帯が多いのはロサンジェルスで,20.4%の世帯がHD受信可能であった。実際にHDを視聴している世帯が多いのはニューヨークで,17.5%がHDを視聴している。また,NielsenはHDTVを持っていてもHD放送を受信可能なチューナを持たない世帯が21%もあると発表している。
CEAがは発表した統計ではHDTVの世帯普及率は2007年7月で32%であり,NielsenのHDTV+HDチューナとHDTVのみの世帯を合計した34.8%に比較的に近い数字となっている。多チャンネルサービスへの加入が多いアメリカでは,HDTVを持っていても,STBがHDではない世帯も多い。CEAの推定ではHDTVを持っている世帯で,実際にHD番組を視聴しているのは,HDTVを持っている世帯の44%となっている。
AT&Tが25億ドルで700 MHz帯を購入
アナログ停波により空く,700 MHz帯域の競売は2008年1月に開始の予定だが,AT&Tは一足先に全米の人口の75%をカバーする規模の700 MHz帯域を25億ドルで購入した。この281マーケットに於ける12 MHzの帯域はAloha Partnersが2001年,2003年の競売,そして,その後の買収で得た物である。Aloha PartnersはケーブルTV分野のベテランを含む投資家で構成され,この帯域を使い,Hiwireと呼ばれるモバイルTVサービスを計画していた。AT&Tの買収は,帯域に含め,このHiwire部門を含んでいる。これにより,HiwireがT Mobile USAとの共同で計画していたラスベガスでの24チャンネルのモバイルTVのテストはAT&Tが引き継いで行うことになる。 続きを読む »