先月号で、大手9社の加入者数だけでも19.3万世帯の加入者が減ったと書いたが、HIS Screen Digest社の調査では第2四半期の多チャンネルサービスへの加入者の減少は378,000世帯であった。VerizonとAT&Tの多チャンネルサービスへの加入者は366,000世帯増えたが、ケーブルTVは635,000世帯、衛星放送は109,000の減少をした。これまでのもっとも大きな減少は、345,000世帯を失った2010年の第4四半期であったが、今回の減少はこれを越している。2011年第1四半期には461,000世帯の増加を見せたが、第2四半期は再度の減少となった。
コードカッティングは、さらに進む可能性もある。Credit Suisseが2,075人を対象に調査によると、多チャンネル加入者の20%はサービスをキャンセルするリスクがある。多チャンネル加入者の80%はスポーツ、それに他の生放送を重要なコンテンツと考えており、これらの加入者は多チャンネルサービスをキャンセルする可能性は低い。しかし、残りの20%はコードカッティングをする可能性があるとCredit Suisseは分析している。
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