ここ最近のケーブルTV事業者の加入者数減少幅が少なかった事から多チャンネルサービス加入者ロスはブレーキがかかり、第2四半期の減少規模は昨年程度の30万世帯と楽観視されていた。しかし、AT&Tによる買収で四半期報告が遅れていたDirecTVが前年同期の4倍近い、13.3万世帯を失った事で状況は急変した。
DirecTVの加入者減少は多チャンネルサービス事業者中最大であった。AT&TのU-VerseはQ2に2.2万世帯を失ったので、DirecTVを含めたAT&T全体のロスは15.5万世帯となる。DirecTVの報告を見ると、第2四半期に失った顧客数は95.1万世帯で、前年同期から9000世帯増えただけである。しかし、新規加入者は前年同期より9万世帯も少なかった。新規加入者が減った理由は加入者のクレジット審査を厳しくした為であると報告されているが、新規加入者が大きくと減っていることは、今後の成長の可能性を疑問視させる。
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