司法省はAT&TのTime Warner買収は反トラスト方に触れるとして阻止をしようとしていた。多チャンネルサービスではトップシェアのAT&TがTime Warnerの多チャンネルサービスネットワーク(Turner部門)を得ることで不当な競合が起きる言うのが理由であった。しかし、これを裁いていたワシントンDC地域裁判所は司法省を覆した。裁判長は、司法省は合併により競合性が失われる根拠を示すことが出来なかったとして、無条件での合併を認めた。また、司法省による執行の延期要求も認めないとした。
判決が出たのは6月12日であった。AT&TのTime Warner買収は6月21日が期限であり、これを過ぎるとAT&Tは$5億の賠償金をTime Warnerに支払う必要があった。AT&Tは判定が出た2日後にTime Warner買収を完了させた。買収後にAT&TはTime Warnerの社名をWarnerMediaに変えた。Time Warnerの出版部門のTime社は2014年にスピンオフされているが、その時点で社名変更は無く、Timeは社名に残されたままであった。その後、Time社は2018年1月にMeredith Corporationに買収されている。
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