AWS-3競売がやっと終了

途中に年末の休みを挟んだが、11月1日に開始したAWS(Advanced Wireless Service)-3競売は341ラウンドを経て、1月29日にやっと終了した。AWS-3は2GHz帯の65 MHzを4つのブロックに分けた帯域の競売で、競売総額は$449億に達した。競売開始以前の予想額は$150億程度であったので、3倍の金額となった。最も金を使ったのはAT&Tで総額$182億であった。AT&T、Verizon、T-Mobile、そしてDISH Networkの4社とその関係会社は総額$437億を使った。

AWS-3競売の結果は2016年の放送帯域返上と競売に大きなインパクトを与えている。昨年10月にFCCが発表した放送帯域の競売に関する報告では、放送波の競売は最大で$450億の金額になるとの推測であった。発表された時点では、FCCは楽観的すぎると批判されたが、現在はこのFCCの推測は低めだとの意見はあっても、楽観的だとは誰も言わ無くなっている。これまでは競売に関して反対の姿勢を取ってきたNABの態度も変わり、1月に行われた委員会では、競売を支持する事を決議した。

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