ケーブルTV事業者のCharter CommunicationsはFCCとのミーティングでATSC 3.0を批判した。CharterによるとATSC 3.0の欠点は後方互換性が無いこと、多チャンネルサービスでの再送信規格が無いこと、そしてその機能はすでにIPで提供されている事で、成功の可能性は低いと結論をした。
ATSC 3.0には後方互換性が無いので、ATSC 3.0を採用する放送局は同じ地域のATSC 1.0で放送する局と契約し、サブチャンネルで1.0での放送を続ける必要がある。ATSC 3.0での放送を多チャンネルサービスで再配信する為の規格は存在していないので、多チャンネルサービス事業者は3.0での放送を再送信することは出来ず、放送局から光ファイバーで配信されるATSC 1.0での放送を再配信することになる。Charterによるとサブチャンネルでの放送は解像度が低くなり、光ファイバーに障害が起きた場合のバックアップには使うことが出来ないことが問題になる。
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