Comcastの新たな料金体系

ケーブルTV(多チャンネルサービス)は、チャンネル数を増やすことでその魅力を維持してきた。チャンネルが増えることで、料金は値上がりするが、チャンネル数の増加はそれに見合う魅力を提供する事が出来た。しかし、100チャンネルを超す頃からこの価値案に問題が見え始めた。チャンネル数が増えることで、見るチャンネルも増えていくが、その関係は直線的ではない。100チャンネルをすぎると、チャンネルが増えても、平均視聴チャンネルは大して増えない。チャンネルが増えるほど、その内容はニッチになっていくので、これは当然の事である。

しかし、ケーブルTV(多チャンネル)事業者の料金体系は、依然としてチャンネル数がその基本になっている。地上波再送信が基本(ベーシック)で、それに主要な多チャンネルネットワークを加えたのが拡張ベーシックで、基本的なサービスなっている。チャンネル数が増えることで、拡張ベーシックのチャンネル数も増え、料金も増えている。

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