ComcastもケーブルTV離れ

多チャンネルサービスへの加入者が減る中、いくつかの小規模なケーブルTV事業者はケーブルTVサービスから撤退し、ブロードバンドに専念をしている。中小ケーブルTV事業者の団体のACA Connectsも、これまでの会員条件はケーブルTV事業事業者のみであったが、ケーブルTVを止める事業者が出ていることから、ブロードバンド事業者も会員に受付ている。

ケーブルTV最大手のComcastもブロードバンドへの加入者はケーブルTV加入者の1.5倍になり、主軸はブロードバンドになっている。しかし、ComcastはまだケーブルTVサービスを切り捨てることは出来ない。それは、ブロードバンドサービスでは付加収入を得る機会が少ないためである。ケーブルTVでは事業者と加入者の関係が近く、様々な付加収入の機会がある。ケーブルTVサービス自体でも有料チャンネル、PPV、VOD等の収入オプションがある。さらに、ケーブルTV加入者にスマートホーム、モバイル通信などの他のサービスの販売も出来る。多チャンネルサービスの加入者は減っても、加入者から得る収入は多い。

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