AppleとPeacockがMBL権利を得る
2022年シーズンからのMajor League Baseball(MLB)の放送権利を持つ会社にNBC SportsとAppleが加わった。昨年までの権利を持っていたESPN(Disney)、Fox、それにTurner Sports(WarnerMedia)の契約更新はすでに発表されていた。Foxの契約は年間$5.25億から$7.55億の増え、Turnerは$3.25億から$5.35億に増えた。Turnerの契約金は65%の増加で、TBS(Turner Broadcasting System)がポストシーズン・ゲームの殆どの権利を得た。ESPNの契約金は$7億から$5.5億に減っている。
NBC Sportsは$3000万で日曜の新たな試合時間、Appleは$8500万金曜の2試合の権利を得た。NBC Sportsは試合をPeacockで配信しするので、どちらもストリーミングでの配信となる。
SVODとFASTは統合すべきか
NBCUniversalとParamount Globalは有料のSVODサービスと無料のFAST/AVODサービスを提供している。どちらのSVODにも広告無しと広告付きの2つのプランがあり、無料のサービスにはオンデマンドとリニア・チャンネル(FAST)が含まれている。だが、提供の方法は全く異なる。ParamountはSVODはParamount+、FAST/AVODはPluto TVとして提供している。それに対して、NBCUはPeacockの名称で、SVODもFAST/AVODも提供してる。
OTTサービスの認知度
NBCUはiSpotをカレンシーに採用
NBCUniversalは5月のUpfrontからiSpot.tvをカレンシーとして採用する。NBCUは冬季オリンピックとスーパーボウルでiSpotの評価を行っていた。NBCUは平行にNielsenもカレンシーとして使い続けるが、クロスプラットフォームの取引にはiSpotをベースにする事を勧める。NielsenもクロスプラットフォームのNielsen Oneに移行中であり、2024年に現在のカレンシーからNielsen Oneに完全に移行の予定である。NBCUのGlobal Advertising & Partnershipsのトップのリンダ・ヤッカリーノは「いずれにせよ、今までのカレンシーは無くなり、それを止めることは出来ない」と語っている。