CNN+がローンチ

3月29日にWarnerMediaの有料ニュース・ストリーミングのCNN+がスタートになった。料金は月$6で、年間では$60となっている。CNN+はCNNの再送信ではなく、オリジナルコンテンツを配信する。毎日、8から12のCNN+専門のニュース番組に加え、1,000時間以上のCNNのオリジナ

新たな脅威となるMicrosoft

テック会社の総称としてGAFA(GAMA)、あるいはNetflixも入れ、FAANG等が使われるが、時価総額ではAppleと同様に$2兆を超えている、Microsoftはなぜか無視されることが多い。そのMicrosoftがNSI Researchの2022年2月のメディア勢力図に初登場する。

Microsoft登場の代わりに、VerizonとT-Mobileが姿を消した。Verizonはモバイル向けのストリーミング・ビデオのGo 90を始め、AOLとYahooを買収した。しかし、Go90は終了になり、コンテンツ資産はスピンオフされた。T-MobileはvMVPDに参入したが、5ヶ月で撤退をした。AT&TはすでにDirecTVスピンオフしており、Q2にWarnerMediaをスピンオフした時点でメディア事業からの撤退になる。

北京五輪とスーパーボウルの視聴

NBCUniversalは2月に北京オリンピックとスーパーボウルLVIの2つのメージャーなスポーツ・イベントを放送した。膨大な成功になる可能性があったが、結果はいまいちであった。北京オリンピックは東京大会との間が少なく、アジアでの開催で時差の問題があり、さらにスタッフ派遣を自粛した等の事情で苦戦が予想された。NBCでプライムタイムに放送された開幕式(ライブではない)の視聴者数はたったの870万人で、前回の平昌大会から64%もの減少があった。USA NetworkとPeacockでのライブ放送とオンデマンドを加えた、金曜日中の開幕式の視聴者は1400万人であった。また、NBCでの閉幕式の視聴者は657万人で、前回より55%の減少となった。