NBCUniversalは長いことNielsenに対する不満を明らかにしていたが、ついにNielsenに加え、iSpot.tvも採用する事を決定した。Nielsenの統計に対する問題は様々あるが、大きなポイントは3つある。1つは依然としてテレビ世帯に根付いていることである。Nielsenの調査はテレビ世帯に対してであり、テレビ世帯が分母になる。統計は視聴率ではなく、視聴者数が主に使われているが、調査対象はテレビ世帯であることは変わりない。テレビ世帯の定義は、テレビ受像機を保有し、地上波アンテナ、あるいは多チャンネルサービスでコンテンツにアクセスしている世帯であったのが、現在では媒体としてブロードバンドも加わっている。しかし、テレビ受像機を持っていない世帯は含まれていない。コンピュータ、スマートフォン、タブレットでもテレビ番組が視聴出来る現状にマッチしていない。
ストリーミングは放送に代わるものか
MRI Simmonsの調査によると、2018年ではストリーミング利用者の63%はストリーミング・サービスは放送を補足するものと思い、放送に代わるもの考える人は37%であった。2021年の調査では補足と思う人は51%に減り、代わるものと考える人は49%に増えている。コードカッティングをした人
1月にストリーミングが11%ジャンプ
NielsenのThe Gauge(www.nielsen.com/thegauge)によると1月のテレビ視聴時間は前月よりも12%増え、1976億時間であった。ストリーミングでの視聴は11%増え、視聴時間全体に占めるシェアは28.9%と12月から1.1%ポイントの増加となった。Nielse
SVOD市場は20%成長
Digital Entertainment Group(DEG)によると2021年のSVOD市場は前年から19.8%アップの$253億であった。ビデオ・エンターテイメント市場の合計は$323億でSVODが市場全体の78.3%を占めている。成長があったのはSVODだけで、物理媒体(販売とレンタ
ブロードバンドデータの利用
Comcastによると、ブロードバンドのデータ量は増え続けているが、利用パターンはパンダミック前に戻り始めている。データ利用量は下流は2020年から11%増え、上流は5%増となっている。2021年前半では下流は上流の12.4倍のトラフィックであったのが、後半では14.5倍になり、アップリンク