Android TVの設置台数

Rokuのアクティブユーザは3980万人(殆どがアメリカ)と発表されており、Amazon Fire TVも同じ程度(世界)と推定されている。Android TVの設置台数も多いはずだが、不明である。Android TVと言う製品は無く、世界の様々なデバイスのOSとして採用されているので推定も

Quibiがサービス開始

Quibiが4月6日に開始した。Quibiには3つの特徴がある。1つはモバイル・オンリーであり、スマートフォン以外では見られない事である。AirPlayにも、Chromecastにも対応していない。2つ目はコンテンツは10分以下の短いエピソードで、新しいエピソードは毎平日(ニュース等は週末も含め、毎日)に配信される。3つ目は全コンテンツ(広告含め)縦と横の画面で制作されていおり、持ち方を変えると即座に画面が切り替わる。QuibiはこれをTurnstyleと読んでいる。

コンテンツはすべてオリジナルである。ニュースでもTurnstyleのために再編集されている。毎日25以上のビデオ(合計で3時間以上)が配信されている。価格は広告付きが$5、広告無しは$8である。広告はプリロールだけである。

ComcastのPeacockもスタート

Quibiに続き、4月15日にはComcastのPeacockもプレビューとしてスタートした。Peacockには3つの料金がある。基本は広告付きで$5、広告無しが$10、そして、コンテンツ数が半分の無料版もある。スタートしたのは$5のバージョンで、ComcastのX1とFlexのユーザに無料で提供になっている。現在使えるデバイスはX1とFlexだけである。正式な一般向けのスタートは7月15日の予定である。

X1はComcastのハイブリッド型(QAMとIP)のSTBで、FlexはComcastのブロードバンド加入者に対して無料で提供されている、X1がベースのストリーミングプレーヤである。X1、あるいはFlexで使えるOTTサービスは最初は少なかったが、徐々に増えており、主要なサービスはほぼカバーされ始めている。

コンテンツを求めるスポーツファン

COVID-19により試合が無くなりっている中、スポーツファンのテレビ視聴時間は減っているであろうか。AT&Tの広告部門のXandrとAT&T LabsがAT&TのDirecTV視聴者をベースに行った調査では、答えはノーである。2月から3月ではスポーツイベントの視聴は87%減っているが、スポーツファンのテレビの視聴時間は10%増えている。スポーツファンがスポーツ以外に見ている番組としてはニュースがトップで46%、2位は映画で17%、3位はスポーツ関係のリアリティー、ドラマ、リアリティー、トークショー、子供番組がそれぞれ5%でタイになっている。

ATSCはATSC 3.0をベースにしたNEXTGEN TVを開始状況を報告するウェブページ(https://bit.ly/3eYSmSa)を開設した。これによると、62地域の放送局が年内にNEXTGEN TVを開始する。すでにポートランド(オレゴン州)、ボイジー(アイダホ州)、サンタバーバラ(カリフォルニア州)、フェニックス(アリゾナ州)、ダラス(テキサス州)、オーランド(フロリダ州)で放送が始まっており、ロスアンゼルス(カリフォルニア州)とイースト・ランシング(ミシガン州)での開始が近づいている。