AT&T TVが全米でサービス 開始

AT&Tは13地域でAT&T TVをテストとして提供してきたが、3月2日に全米で正式スタートした。AT&Tは専用の回線を使わずにブロードバンド上で提供されるサービスだが、通常のvMVPDとは異なり、専用のAndroid TVベースのSTBを必要とする。また、既存の多チャンネルサービスと同様に2年契約である。vMVPDのようにチャンネル数が少ないスキニーパッケージではなく、DirecTVと同様なチャンネル数がある。サービス料金は最初の1年は$40と安いが、2年目からは最も安いパッケージでも$93にジャンプする。サービスには500時間のクラウドDVRが含まれている。STBはAndroid TVなので、Google Play StoreからNetflix等のアプリをダウンロードし、利用する事も出来る。

T-MobileとSprintの合併

ニューヨーク、カリフォルニア州等はT-MobileとSprintの合併を阻止するために訴訟を起こしていたが、法廷は訴えを退けた。州が控訴する可能性もあるが、反対は弱まっており、T-MobileはSprint買収を実行する。第3位と第4位のモバイル事業者の合併、そして、Dish Network

地域スポーツチャンネルの問題

GoogleのYou Tube TVとDisneyが売った22の地域スポーツネットワーク(Regional Sports Network、RSN)の配信交渉が揉めた。最終的にSinclairが買収した21のネットワーク中、19の契約がまとまった。しかし、RSNが配信される地域は狭まり、2つのSinclairのRSNとYankeesとSinclair等のグループが買収したYES Networkが契約を失った。FuboTVはすでにSinclair RSNとの契約を切っており、Comcast等もRSNとの契約を見直している。

HBO Max向けスタジオ

AT&TはHBO Max向けの映画を制作するWarner Maxを設立した。Warner MaxはHBO、HBO MaxのTV番組の制作はせず、HBO Max向けの映画に特化し、年に8から10本の中予算の映画を制作する。HBO Maxはまた、GoogleのYouTube TVとの配信