GoogleがFitbitを買収

Googleはスマートウォッチに力を入れ始めている。今年の1月に$4000万でFossilのスマートウォッチ技術を購入しており、先月に$21億でFitbitを買収した。FitbitはApple、Samsungに続く第3位のプレーヤであり、この買収によりウェアラブル分野でもGoogleがApp

減っていくTV広告

eMarketerは2019年のTV広告市場規模は$703億で、昨年から2.9%減ると予想している。同社は2019年のUpfrontでの取引が2.4%増え、2019年では$212.5億になっているが、これはTVネットワークがUpfrontを重視し、主要な番組の価格を釣り上げているからであると分析している。Variety誌によると、今年のUpfrontでのCPMは昨年から10%から15%増えている。しかし、Upfrontが値上がりする分、売れなかった枠は値下がりをしている。

SVOD競争の鍵は子供向けコンテンツ

Disney、Apple、AT&T/WarnerMedia等の参入でSVOD市場の競争は激化する。この戦いの鍵は子供向けコンテンツが握っている。2歳から11歳におけるTV放送の視聴時間は2014年から35%減っている。その分、OTTでの視聴が増えている訳だが、この年齢層では自らがOTTサービスに加入している訳では無く、親が好んでOTTビデオを見せている。

子供向けのビデオサービスとして放送よりもOTTが好まれる理由は2つある。1つはオンデマンドである事だ。子供のスケジュール管理は難しい。年が低ければ昼寝の時間が必要であり、学校に行き始めれば、勉強の時間が必要になる。決まった時間に放送している番組と、子供のスケジュール合わせることは難しい。オンデマンドでは合わせる必要性は無い、勉強が終わってからTVを見てよいのであれば、勉強が終わるのが少し遅くなっても支障はない。番組表に子供のスケジュールを合わせる必要性が無い。もう1つは、SVODでは広告がない事である。子供が見てよい放送番組を番組を選ぶことは出来るが、広告は選ぶ事が出来ない。子供向け番組は広告が多く、広告漬けになる事を親は心配する。SVODではこの心配はない。

新たなSVODに加入するか

すでに100以上のSVODサービスがあり(http://bit.ly/2N9mUog)、新たにDisney、Apple、AT&T/WarnerMedia、Comcast/NBCUniversal等の大手が参入する。問題は視聴者が新たなサービスに加入するかである。Amdocsの調査ではすでに27%はサブスクリプション・ビデオにすでに$100以上を使っている。新たにもう1つSVODに加入してもいいと思っているのは22%と低く、さらに多くは既存のサービスとは異なる物である事を条件にしている。