RSNのAmazonに対する関心

Amazonは3年前からNFLの木曜日の試合のオンラインでの配信権(テレビ放送権は今年はFox)を得ており、今年はPrime VideoとTwitchの両方で配信している。Twitchでの配信は無料で行われている。8月には地域スポーツネットワークのYES(Yankee Entertainment and Sports)の買収グループに加わり、その15%を得た。

そして、先月にはNFLのRaidersとの配信契約を結んだ。Raidersは来年にカリフォルニア州のオークランドからラスベガスに移転する。AmazonはRaidersの新しいAllegiantスタジアムからスポーツ、コンサート、Eスポーツ等のイベントのライブ配信をTwitchで行う。

Disney+等で加入SVOD数は増えるか

Disney+、Apple TV+等、SVODが続々とスタートしている。SVOD加入者はすでに70%を超えており、全くの新規SVOD加入者が増えることには期待出来ない。新しいSVODサービスが成功するには既存のSVOD加入者が複数のサービスに加入する事が必要になる。

CodeCutter.comがその読者対象に行った調査では、回答者の74%はすでに2つ以上のサービスに加入しており、2つから3つのサービスへの加入者が54%となっている。PC Magazine誌の調査ではSVODに使う料金は40%が$20、31%が$21から$40、16%が$41から$60と答え、平均では$33となっている。平均的なSVODの料金を$10程度とすると、3つのサービスになる。The Hollywood ReporterとMorning Consultの調査でも同様な結果で、平均的には3つのSVODサービスに加入し、$37を使っているが、理想的な出費額は$21と答えている。


CodeCutters.com

メイン州のアラカルト法

メイン州はケーブルTV事業者に対してアラカルトでのサービス提供を義務付ける州法を通過させ、ケーブルTV事業者のComcast、それにコンテンツ事業者のDisney、CBS、Discovery等のがこれは通信法だけでなく、表現、報道の自由を守る、憲法第1条も犯しているとして訴訟を起こした。

多チャンネルサービスはパッケージで提供されている。オプションのパッケージもあるが、殆どの主要チャンネルは基本パッケージに含まれている。これは多チャンネルサービスの価格を高くしていると消費者は訴えてきた。基本パッケージのチャンネルが増えると共に、料金も増えていた。パッケージ制では関心の無いチャンネルにも金を払っている事になる。例えば、スポーツに全く興味が無くても、ESPN、NBC Sports、地域スポーツネットワーク等の料金を払っている。多チャンネル事業者が支払うスポーツ系ネットワークへの料金は1加入者あたり月$30程度になっている。好きなチャンネルだけを選ぶことが出来れば、価格は安くなるはずである。

FCCがCBRSの利用を許可

FCCは3.5GHz帯の150 MHzをカバーするCBRS(Citizens Broadband Radio Service)の利用を許可した。CBRSは共用帯域で、利用者は主に政府と衛星事業者の既存ユーザ(ティア1)、利用権利を競り落とした事業者(ティア2)、その他の帯域ユーザ(ティア3)で構成される。ティア2はティア1に干渉しないようにし、ティア3はティア1とティア2の権利を守らなければならない。これはSpectrum Access System(SAS)で行われ、5つのSASプロバイダー(Amdoc、CommScope、Federated Wireless、GoogleとSony)が許可を受けている。SAS事業者はCBRS利用者向けの管理サービスを近日中に開始する。

株主がAT&Tを訴訟

AT&T株主はAT&TがDirecTV Now(現AT&T TV Now)の加入者数を偽証したとして団体訴訟を起こした。訴えによるとAT&Tの営業部門は無断でモバイル通信加入者のアカウントにDirecTV Nowを登録し、加入者数を増やした。これにより、サービ