RokuとFire TVで70%のシェア

Parks Associatesの調査によるとRokuとFire TVでストリーミング・プレーヤ市場の70%を占めている。リーダーはRokuでQ1末の時点でストリーミング・プレーヤの設置台数の39%のシェアがある。2017年同期の37%から増えている。2位のFire TVは2017年Q1の2

5GとATSC 3.0の連携

ATSC 3.0に熱心な放送事業者のSinclairは5GとATSC 3.0の協調する技術であることを唱えてきたが、その具体的な技術の開発を発表した。Sinclairの子会社のOne MediaとインドのSaankhya Labsは5G(あるいは4G)ネットワークからライブビデオ配信をATS

Sling TVの4K AirTV

DishはSling TV向けの4K対応のスティック型のストリーミング・プレーヤ、AirTV Miniを$80で発売開始した。ボックス型の第1世代のAirTV Playerとは異なり、地上波チューナーは内蔵していないが、地上波を宅内のWiFiネットワークで配信することが可能なAirTVルータ

カッツェンバーグのQuibi

著名な映画プロデューサーのジェフリー・カッツェンバーグは昨年末にモバイル端末向けのショートビデオのストリーミング・サービスのQuibiの計画を発表した。Disneyで成功し、その後DreamWorks SKGを設立したカッツェンバーグの新しいベンチャーであり、さらにHPのCEOであった、メグ・ホイットマンがCEOとして雇われた事でQuibiは大きな話題となり、Disney、NBCUniversal、Sony、Viacom、Liberty Global、AT&TのWarnerMedia等から$11億近い投資を得た。

アドレッサブルTV広告の成長

特定視聴者だけに配信されるアドレッサブルなテレビ広告には増えており、2020年には$60億程度の規模になる。テレビ広告の市場規模は$700億であるので、アドレッサブル広告は10%近くを占める事になる。既存のテレビ広告は停滞しており、25%から30%で成長をしているアドレッサブル広告への期待が高いが、市場は断片化している。

アドレッサブルTV広告は大きく2つに分けることが出来る。1つは多チャンネルサービス上のものでeMarketerによると2020年には$33億になる。ケーブルTVより、衛星でのアドレッサブル広告の方が進んでおり、Dishは2012年からこの機能を提供している。衛星放送でのアドレッサブル広告は事前にDVRに広告を録画しておき、STB上で挿入される。衛星放送でのアドレッサブル広告が進んでいるのは全米キャンペーンが可能だからである。ケーブルTVでは、複数の事業者を使わないと全米広告が出来ない欠点がある。