♦        コネクテッドTVの普及

ComScoreの「The State of OTT, June 2019」(http://bit.ly/2Ypqm1t)によると、2019年3月時点でのコネクテッドTV保有世帯は6376.2万世帯で、1年前の5931.9万世帯から7%増えている。コネクテッドTVのデバイスとしてはストリーミング・プレーヤが3671.7万世帯保有で最も多いが、成長率ではスマートTVがトップで、1年間で23%の成長をしている。販売されているテレビの殆どはスマートTVになっており、スマートTV利用世帯は増えていく。だが、それによりストリーミング・プレーヤが消えることは無い。スマートTVのハードウェアは数年間で古くなり、アプリがアップデート出来なくなる。その時点で、TV自体を買い換えるのではなく、ストリーミング・プレーヤを買うことになる。


ComScore

テレビ放送とスポーツ賭博

ギャンブルが合法化されているネバダ州以外でのスポーツ賭博を禁じている連邦法が昨年に取り除かれた事で、放送業界でもいかにスポーツ賭博で儲けるが話題になっている。FoxはカナダのStars Groupに投資を行い、共同でFox Betsを提供する準備を進めている。今年の秋にはFox Sportsのアプリ内で賭け金なしだが、賞金を与えるゲームを始める。それをベースにスポーツ賭博が合法の州で本格的なスポーツ賭博を提供することを検討している。FoxはNFL、MLB、NASCARとスポーツ賭博を提供する話し合いを進めており、すでにFS1チャンネルでスポーツ賭博向けの番組、「Lock It In」をスタートしている。

冷えるvMVPDとホットなAVOD

Light ReadingのOTTビデオのダウンロードに関する記事(https://ubm.io/2J7n9hQ)は最近のOTTビデオのトレンドをよく表している。Evercore ISIが発表した第2四半期のアプリのダウンロード回数をまとめた「App Wrap」によると、vMVPD(OTTで

モバイル利用時間がTV視聴を超える

EMarketerによると今年にはモバイル端末の利用時間がテレビの視聴時間を超える。同社によるとアメリカの成人のTV視聴時間は2018年では一日平均3時間44分であったのが、2019年には3時間35分に減るのに対して、モバイル端末の利用時間は3時間35分から3時間43分に増える。 eMark

FCCが2.5 GHzの競売を準備

FCCは5G向けにEducational Broadband Service(EBS)としてライセンスされている2.5 GHz帯域を商業向けに利用可能にする準備を進めている。EBSは大学の講義の放送等の教育向けのライセンスとして始まり、2000年から教育分野でのブロードバンド向けに使われてい