小売大手のWalmartが低価格のスマートTVベンダーのVizioを$23億で買収した。Vizioは2002年に設立されテレビメーカーで、低価格のHDTVを売ることで大成功し、一時はアメリカ最大のTVメーカーになった。Vizioは2021年にIPOを行い、それで得た資金を使い、ハードウェアベンダーからサービス事業者にピボットをしている。Vizioの戦略はRokuと同じで、スマートTVを安く売り、ユーザベースを広げ、広告等のプラットフォームからの収入で儲けるものである。同社はRoku Channelに対抗するFASTサービスのWatchFreeを持ち、そのTV OSのSmartCastのアクティブアカウント数は1800万になっている。Vizioは2015年に自動コンテンツ認識(ACR)のCognitive Media Networksを買収し、InscapeとしてスマートTVから得た視聴データの提供もしている。Inscapeはネットワーク、広告主等に視聴データを販売する以外、iSpot.tv、Nielsen、VideoAmp等にライセンスしており、新しいカレンシーのビッグデータの一部として使われている。
PeacockとParamount+が統合?
Disney、WBD、Foxのスポーツ配信のJVに対して、FoxのCEOは組織はオープンではなく、他のネットワークの参加は無いと発言している。もしも、他のネットワークも含めた場合、ほぼ確実に独禁法に触れることになるであろう。残されたNBCUniversalとParamount GlobalはPeacockとParamount+を統合する話し合いを開始したとWall Street Journalが報じた。両者は欧州向けのストリーミングサービスではすでに協力しており、SkyShowtimeを2021年に始めている。
スーパーボウル視聴は過去最大
Samba TVによると2024年のスーパーボウルを視聴した世帯は3900万で、昨年より6%増え、過去最大であった。アッシャーのハーフタイムショーを視聴した世帯は3010で、2023年の5%アップであった。iSpot.tvは視聴者数は1億2664万人で、昨年から10.9%であったと報告してい
1月のTV視聴は過去4年最大
NielsenのThe Gaugeによると、今年1月のテレビ視聴時間は408億時間で、過去4年間で最大であり、2023年12月より1.4%増えた。NFLのプレイオフ試合がある1月の視聴時間は例年高いが、今年はストライキで遅れたドラマの放送が再開したことがでさらに増えている。地上波ネットワーク
Disneyがディスク販売から撤退
DisneyはアメリカとカナダでのBlu-rayとDVDの製造と販売をSony Pictures Home Entertainmentにライセンスし、ディスク事業から撤退する。ライセンスには過去のタイトル、それに今後のタイトルが含まれる。Disneyは同時に同社のディスクのサブスクリプション