Amazon Prime Videoは2024年に広告付きプランを加える。SVODサービスが広告から収入を得始めるまでには通常は時間がかかる。Netflixは広告付きプランを加え、1年経ったが、アメリカ/カナダでの広告付きプランへの加入者はまだ4.5%である。DisneyはNetflixとは違い、豊富な広告に対する知識があるが、Disney+の広告プラン加入率は17%である。しかし、Amazon Prime Videoは1年目で大きな数の広告プラン加入者を得て、CTV広告のトップ5入をするであろう。
DTC事業の黒字化
ネットワークは視聴者を失っている放送事業からストリーミングによるDirect-to-Consumer(DTC)への転向を行っている。DTCサービスへの加入者を増やすためには競合のNetflixよりも価格を安く、さらに多くのオリジナルコンテンツを制作する必要がある。DTCサービスは当然、赤字でのスタートになる。サービスへの加入者が増え、評判が増せば、値上げが可能になり、ライブラリーが増えればコンテンツの制作本数も減らすことが出来る。さらに、広告付きプランを加えることで、新たに広告収入も得ることが可能になり、赤字を減らしていくことが出来る。現在はこの段階にある。
Bally Sportsの復活
破産から回復しようとしているDiamond Sportsの地域スポーツネットワーク(RSN)、Bally Sportsは最低でも数カ月間はサービスを続けることが可能になっている。バスケットボールのプロリーグのNBAはBally Sportsが放送してきた13チームの放送契約を2023-2024シーズンの終わりまで更新した。NBAはさらにBally Sportsの運営を助けるために契約金を16%程度下げたとも報道されている。
プレミアムビデオの視聴の殆どはCTV
Comcastの広告プラットフォーム会社のFreewheelによると、ストリーミングされているプレミアムビデオ(UGCではないビデオ)に挿入されている広告の76%はCTVで視聴されている。欧州ではモバイル端末が32%、多チャンネルサービスのSTBが27%で、CTVは26%となっている。もっと
10月の地上波ネットワーク視聴は増加
NielsenのThe Gaugeによると地上波ネットワークの視聴シェアは9月の23%から24.6%に増えている。視聴時間も9.4%の増加があった。脚本家と俳優のストライキによりドラマ番組無しでテレビシーズンがスタートしており、増加はスポーツがもたらしている。スポーツの視聴は9月には前月から