広告付きSVODの普及

Amazon Prime VideoとApple TV+を除く、すべての主要なSVODサービスに広告付きプランがスタートしている。特に注目されているのが広告付きサービスを11月に開始したNetflixと12月に開始したDisney+である。ほどんど同時の開始だが、考えは大きくと異る。Netflixは既存の加入者を広告付きサービスに乗り換えさせるのではなく、価格の安いプランを加えることにより停滞している新規加入者数を伸ばす考えである。そのために、これまでのBasicより$3ドル安い、月額$7のBasic with Adsを始めた。Disneyは広告を付けることで収入を増やすのが目的であり、広告無しプランを$3値上げし、広告無しプランを既存の$8とした。加入者は同じ値段でDisney+を使うのには広告付きに乗り換えることになる。

SVODサービスの理解は低い

SVODの数は大きくと増え、8つの主要サービスがある(Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、HBO Max、Hulu、Paramount+、Apple TV+、そしてPeacock)。Hub Entertainment Researchの調査によると、殆どの人たちはこれらサービスを聞いたことがあり、最も認知度が低いParamount+、Apple TV+、それにPeacockでも93%の人は聞いたことがある。しかし、サービス の特徴を他人に説明が出来るかとなると、トップのNetflixとボトムのPeacockでは大きな違いがある。Netflixを理解し、説明出来る人は79%であるが、Peacockになると41%でしかない。

劇場映画の課題

劇場映画の観客数、興行収入はパンデミック前に戻りつつある。2022年の売上は$7.5億で、2019年の66%までに戻っている。しかし、映画への関心は増えていない。テレビでのアカデミー賞受賞式の視聴者は2014年では4370万人であったのが、2019年では2960万人に減り、2022年では15

Nielsen The Gaugeの報告基準が変わる

Nielsenは毎月、TV視聴時間のシェアを「The Gauge」(http://bit.ly/3TuZR8d)として公開している。視聴は地上波、ケーブル、ストリーミング、その他に分かれている。2023年2月からvMVPD、それにMVPDのアプリでの配信がストリーミングから取り除かれた。例え

ソーシャルメディアが占める時間が減る

Comscoreの調査によるとアメリカのインターネットを利用している成人のオンライン時間は3年間で12%以上増え、1日4.5時間になっている。しかし、オンライン時間が増えるとともにソーシャルメディアが占める時間は2019年の22%から2022年には15%に減っている。増えているのはエンターテ