14ヶ月間に及ぶ、SinclairのTribune買収劇は破局で終了した。SinclairとTribuneの買収交渉契約の期日は8月9日で、同日までに話がまとまらなかった場合は、Tribuneは契約から立ち去る事が出来た。Sinclairは契約を継続する様に説得を続けたが、TribuneはSinclairに対する信頼を無くしており、買収契約を解消しただけでなく、契約違反でSinclairを告訴し、$10億の損害賠償を求めている。
トランプ大統領の大嫌いなCNNを持つWarnerMediaのAT&T買収とは異なり、保守的なSinclairのニュースは大統領のお気に入りで、この$39億でのTribune買収はスムーズに進むはずであった。39%以上の世帯リーチ率を持ってはいけないとの規則を破る問題も、パイFCC委員長がUHF局のリーチ率はVHF局の半分に計算すると言うアナログ放送時代の特例を復活させた事でクリア出来た。
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