Disney、Apple、AT&T/WarnerMedia等の参入でSVOD市場の競争は激化する。この戦いの鍵は子供向けコンテンツが握っている。2歳から11歳におけるTV放送の視聴時間は2014年から35%減っている。その分、OTTでの視聴が増えている訳だが、この年齢層では自らがOTTサービスに加入している訳では無く、親が好んでOTTビデオを見せている。
子供向けのビデオサービスとして放送よりもOTTが好まれる理由は2つある。1つはオンデマンドである事だ。子供のスケジュール管理は難しい。年が低ければ昼寝の時間が必要であり、学校に行き始めれば、勉強の時間が必要になる。決まった時間に放送している番組と、子供のスケジュール合わせることは難しい。オンデマンドでは合わせる必要性は無い、勉強が終わってからTVを見てよいのであれば、勉強が終わるのが少し遅くなっても支障はない。番組表に子供のスケジュールを合わせる必要性が無い。もう1つは、SVODでは広告がない事である。子供が見てよい放送番組を番組を選ぶことは出来るが、広告は選ぶ事が出来ない。子供向け番組は広告が多く、広告漬けになる事を親は心配する。SVODではこの心配はない。
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