ComcastとTiVoは、TiVoが市販しているPremiereとRoamioシリーズのDVRからComcastがXfinityケーブルTVで提供しているVODライブラリーにアクセスが可能になった事を発表した。TiVoのDVRはQAMチューナを持ち、CASのCableCARDに対応をしているので、Comcastを含めたケーブルTVの録画と視聴が出来る。しかし、TiVoが対応しているCableCARDは単方向であり、双方向のVODへはアクセスが無い。ComcastとTiVoは上流にはIPを使う事で、TiVoからComcastのVODライブラリーを操作する事を可能にした。TiVoはCox共、協力関係にありCoxのVODへのアクセスも進めている。CoxはそのVODをすべてIP配信する事で、TiVoからのアクセスを可能にする予定。
ComcastとTiVoは次のステップとして、CableCARDを使わずにTiVoからComcastのケーブルTVサービスを視聴可能にする事も検討している。詳細は発表されていないが、ダウンロード可能なソフトウェアCASを採用すると思われる。TiVoとComcast、それにCoxとの協力関係は技術面だけで、Suddenlink、RCN等の事業者の様にTiVoのDVRを直接リースしている訳ではない。TiVoの2014年1Qの加入者数は450万人で、その内358万人が多チャンネルサービス事業者経由、957,000人が小売のTiVo利用者となっている。
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